魅力的な女性は、ファッションのスタイリングを決めるとき、必ずロジックを意識して組み立てています。
しかも、そのロジックの一つ前にはコンセプトのような軸があります。それは、その日のテーマかもしれないですし、その日、行く場所に合わせるものかもしれません。
もしかしたら、その日の天気や、気分を表現することもあるでしょう。
どちらもしても、必ず何かしらの軸があるのです。
そして、その軸に合わせて、ロジックにのっとりスタイリングしていくのです。
もちろん、その前段として自分自身を理解する。というものがあります。
お洒落な人とは、自分自身を客観視できるからこそ、軸を構築することができるのです。
それは、自分をどのように表現すれば良いかということを理解すること。
自分自身が考える、自分のコンプレックスを受け入れチャームポイントへと昇華させることで、自分の魅力を最大限発揮することができるのです。
完璧な理想の姿を持っている人などいません。
あの、時代を超えて愛され続けるオードリー・ペップバーンですら、コンプレックスを持っていたのです。
それでも、彼女はそのコンプレックスを乗り越えるため、様ざまな研究を重ねていたといいます。
私は、そうやって自分のコンプレックスを昇華した時に、人は初めて自分自身の軸を手にし、周りからも魅力的な人であると言われ、魅力的なスタイリングができる女性になれるのだと思います。
さて、いつもお伝えしている通り、洋服は顔の彫りが深くメリハリのあるボディの西洋人の女性が「美しく映えるよう設計された服」です。
西洋人から比べると彫りが浅く、骨格の形からもわかるようにメリハリが少ない日本人にとっては、洋服を魅力的にきこなすのは少し難易度が高いかもしれません。
もし、アナタが自分のコンプレックスを昇華させたいと考えるのであれば、日本人の体型を美しく見せることができる着物を通して自分の魅力を再認識し、そのスキルを洋服でも活用されることを私はオススメします。
